*マリ助２世の日記帳* （７/５）
2000/09/01(ｆｒｉ)
夕べはなかなか寝付かれず、気が付いたら朝になっていた。
無意識のまま、朝の散歩の時間になったので起きていた！
数日前まで、朝６時半頃に起きていつも通りいつものコースを元気なマリ助と走ったり歩いたりして
「あの木の花が咲いたね！」とか「今日は朝から暑いね！」等と声を掛けながら過ごした事を
思い出さずにはいられなかった！
今朝もいつも通りマリ助の引き紐をポケットに入れ、いつもの散歩コースを一人で歩いてみた！
朝もやの中、一人フラフラと歩きながらふと頭上の木を見ると「薄紫のムクゲの花」が数輪満開に咲いていた。
ムクゲは一日花！
昨日まで咲いていた花が、一輪足元に落ちていた。
一人散歩から帰っても朝食を食べる気がせず、ただボーっと家族者の食事を眺めていた！
普段、花金の日の出社ならルンルン気分なのだが、今朝はマリ助の事で全く何もやる気が無く休もうと思ったが
どうしても仕事の都合で出社せねばならない日だったので無理して出かけた。
しかし全く仕事が手に付かず、ぼんやりと窓の外を眺めながら半日過ごしていた！
頭にはマリ助の事しか無く、車が通ると「そう言えば、あの時はああだった！」とか
「こうしてやれば良かった！」等と色んなことを思わずにはいられなかった。
朝の出社時もそうだったが夕方帰宅時にも他の車の運転が危うくて、かなり荒っぽい運転で迷惑した！
特に「宮城県のドライバーは運転マナーが悪い！」と言う世間の評判だが今日も私の車をあおったり、
合図無しで急に無理矢理割り込んだりと何回急ブレーキ踏んで冷や冷やしたか知れません！
私自身もイライラしていた事もあり、今日はいつもの何倍も疲れました。
明日は土曜で休みだ。
夜１０時、夕べの寝不足を取り戻そうと早めに布団に入ったものの、やはり中々寝付かれなかった！！
2000/09/0２(sat)
今朝も早めに起き、ぼーっとした頭のまま気が付くと隣町の山中にいた！
ここは村田町。
何年か前に、マリ助と一緒に車で行けるところまで行こうと深い山中まで乗り付け、付いた所で少し
遊ばせたりオシッコさせたりしただけの場所だったが、ここが脳裏に焼きついたのか無意識のままこの山に
来ていた！
ムンムンする草いきれの中を歩き、未だ微かに甘い樹液の臭いがする林に足を踏み入れた。
幸い、やぶ蚊はいなかったが一匹のアシナガバチが目の前を飛んでいくのが見えた！
どれくらいの時間が経ったろうか、急に空腹感に襲われて私は我に帰った時はもう夕方になっていた。
気が付いたときには８時間程度もこの場所で「ぼけーっと」過ごしていた事になる！
我が家では、亡くなったマリ助の前にも「シェルティー」を２匹飼育していた！
初代「マリ助１世 オス」と「チビちゃん メス」である。
マリ助１世は１４歳まで生き、チビは生れつきの病持ちで５歳まで生きてくれた！
マリ助１世は腎臓疾患により最後は尿が出なり、痛みの為に歩けない状態になって亡くなったし、チビは
生れつきホルモン分泌異常とかで、１月に一度は体調が崩れて食欲も無くなり点滴で命を繋いでいたようなものの、丁度５歳の誕生日の朝に亡くなってしまった！
それぞれ亡くなった時には深い悲しみに暮れたが、今回の「マリ助２世」程ではなく、直ぐにケロリと
立ち直る事が出来たと記憶している！
今日も、気がつけば家に帰っていた。
2000/09/03(sun)
今朝も蒸し暑さで目覚めた。
一人で付近の散歩に出かけ、ふらふらと帰ってきた！
日曜日、いつもならマリ助と遠くまで散歩に行ったりしてたのだが今日は勝手がちがって
暖簾に腕越し、何もやる気がせず一日中ボケーっとしてるだけで過ぎてしまった！
私の育てている「洋蘭」も、花を見ていると気が休まる所かかえって亡くなったマリ助を思い出して
息が苦しくなってくる様になった気がする・・？
この時、私自身この夏の疲れとマリ助の事等で酷い「夏バテ」になっていたようだ！
そろそろ蘭の株の植え替え等の作業をやる時期なのだが、そんな事もあって全く体が拒否してやる気を起こさ
なかった。
夕方、一週間程前の古い新聞記事に目がいった！
「Ｋ−１のアンディ・フグ選手が８月２４日に急性白血病で亡くなった！」
そう言えば、うちのマリ助も２４日の蒸し暑い日、ハカハカと荒い呼吸で苦しそうだったっけなー！！