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*マリ助2世の日記帳* (7/3)
2000/08/29(tue)
マリ助の手術の日、私は何時もの通り仕事に出かけた。 当然の事だが仕事はあまり勧まず、それでも何とか決められた仕事はこなして夕方早めに会社を出、真っ直ぐマリ助の いる病院へ向かった!
病院へ向かう車の中では「どうか手術が成功し、元気で私の傍に戻って来て欲しい!」とか「何かあったら先生から連絡が入る事 になっていたが、その連絡が入らなかったと言う事は無事手術が成功したんだろう!!」 等と、どんどん色々な思いが頭を過ぎっていった。
私にしてはかなりスピード出して走り、しかも殆ど信号での停止等が無かった事もあって何時もより大分早く病院 に到着した。
「手術は成功し、マリ助も元気です!」と言う先生の言葉を聞き、うつろな目をしてはいたが生きているマリ助の姿を見て 安心し、今までの不安がどっかへ吹き飛んだ!!
ただ、先生から「血液検査の結果に出ていた様に、血を止める血小板が非常に少ないのと白血球まで異常値を示して いる為に、 手術は成功しても後の経過がどうなるか分からない・・・?」旨を聞かされて一抹の不安は拭いきれなかった感はあった!
ついでに摘出した腫瘍を見せてもらったが、あまりの大きさにびっくりした。 「こんなに大きな物が入っていたのだから、よっぽど苦しかっただろうな!!」等と心の中で思い、 今目の前で必死で病と戦っているマリ助に「がんばれっ!」と、これまた心の中で声をかけて 家路についた。
夜、布団に入っても目の前にはマリ助の不安げな顔が浮かんでは消え、中々寝付かれなかったが 私一人では祈る事しか出来ず、とにかく少しでも早く良くなる事だけを願った!
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